ネット保険と共済のメリット・デメリットとは?「民間保険との比較」

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ネット保険と共済のメリット・デメリットとは?「民間保険との比較」

何となく保険に入っている方も多いのではないでしょうか?
どれが良くて、どれが悪いというものではありませんが、それぞれの特徴をきちんと理解しておく必要があります。

中の人

この記事では、以下について解説します!

  • ネット保険のメリット・デメリット
  • 共済のメリット・デメリット
  • 民間保険のメリット・デメリット
  • ネット保険、共済、民間保険の違い

生命保険文化センターによると、日本人の約8割の人が保険に加入しています。

まずは、保険の分類について正しく理解しましょう!

インターネット保険

スマホを一人が一台以上持っている時代です。
みなさんが、インターネットには常に触れていると思います。
インターネットを使用していく上で、必ず目にするのがネット広告です。

さまざまな業種が広告を大々的に掲載していますが、その広告の中で、スマホから手軽に「保険申し込み」ができるインターネット保険も、契約数は増加傾向にあります。

現在では、ネット上でいろいろなシミュレーションを作成することができるので、大体のことは保険の知識が無い方でも理解しやすくなっています。

ネット保険のメリット

ネット保険の1番のメリットは、保険料が安いという点です。

なぜ安いのでしょうか?

  • オフィスをつくる必要がなく固定費が最小で済むため
  • 営業マンがいないため、人件費がかからない
    (その分、保険料を安くできている)

 ネット保険のデメリット

当然ですが、多くの人は保険の知識があまりありません。
そのため、個人でネットで商品の比較をする場合、少し難しいかもしれません。

また、保険金支払事由(ほけんきんしはらいじゆう)に該当しているにもかかわらず、自分の判断で「この程度だと保険は出ないだろう」と思い込んでしまい、保険会社に請求しないというケースもあります。

※保険金支払事由=保険金・年金・給付金などが支払われる場合のこと

注意

基本的に保険会社は「請求主義」です。

請求主義とは?

保険会社からお客様に確認するのではなく、何か保険金支払事由が発生した場合に、お客様から保険会社に連絡をしなければいけないということです。
つまり、保険会社はお客様からの連絡待ちで、連絡があってはじめて保険金を支払うのです。

保険金請求にも期限があり、ルール上は3年です。
この期限を過ぎると、保険金請求権を失ってしまいます。
(失ってしまうと、保険金は受け取れないということです)

共済

共済は、都民共済、県民共済、府民共済、道民共済の4つに分けられます。

共済のメリット

共済の保障内容は非常にシンプルで分かりやすく、非営利なので保険料を格安にしています。

各都道府県が実施していて、各役所の窓口やコンビニなどでも申し込みが可能です。
お手軽なので、共済に加入している方は多いです。

そして、保障内容がまんべんなく付いている(オールマイティでパッケージ化されている)ので、人気があります。

共済のデメリット

なぜ保険料が安いのでしょうか?

共済は一生涯の保障を持てず(終身ではない)、60歳以降は保障内容が半減します。
医療保障や死亡保障は、年齢が高くなるにつれてニーズが高くなります。
しかし、共済は60歳以降の保障ニーズが高まる期間に、保険金が半分になってしまいます。

  • 60歳以降➡保険金が半減
  • 85歳以降➡保証が無くなる

後期高齢者医療制度

75歳以降の高齢者にかかる医療費は安く設定されています。
現在は1割負担とされていますが、今後は2割に変更される可能性があるという話がでています。
今後、医療費の増額が懸念される中、保障が無くなったり、半分になるのは少し不安が残るのではないでしょうか?

民間保険

日本の人口の約8割が何かしらの保険に加入していると言われています。
そして、加入している人の約7割が民間保険に加入しています。
(ネット保険や共済よりも、圧倒的に多いことが分かります)

民間保険のメリット

何かの保険金支払事由が起こっても、担当営業マンに連絡すればすぐに対応してくれます。

担当営業マンがいることで、安心感が生まれる方も多いのではないでしょうか。

また、定期訪問などがあれば、会話の中で保険金支払事由に該当しているかの確認をしてくれたりもします。(担当営業マン次第ですが…)

たとえば、医療保険や損害保険(特に自動車保険、火災保険)です。
損害保険は意外なところで保険金が給付されたりするので、変化があったら担当営業マンに確認してみると良いでしょう。

 民間保険のデメリット

担当の営業マンがいるので、人件費が発生します。

そのため、ネット保険や共済などと比較すると、保険料が高くなります。

保障内容があらかじめ決まっている方は、ネット保険などで申し込むことで、保険料は安くなります。

まとめ

「細かな保険の詳細や、ささいな相談に乗ってくれる担当営業マンがいた方が安心できる」と考える方は、一度民間保険会社に問い合わせてみると良いと思います!

そして、ネット保険、共済、民間保険のメリット・デメリットを理解し、比較するようにしましょう。
そうすることで、あなたに合った保険が見つかるはずです。

今回の記事は以上です。

「保険の種類」と「保険を活用した資産運用」について気になる方は、以下をご覧ください!

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