保険は、大きく分けると定期保険・養老保険・終身保険の3種類!
保険は、大きく分けると定期保険・養老保険・終身保険の3種類!
生命保険文化センターは、日本人の約8割が何かしらの保険に加入していると発表しています。
なぜみなさんは、保険に加入しているのでしょうか?
統計上では、約8割の方が保険に加入しているということですが、加入している保険内容をきちんと理解している人はほとんどいません。
原因としては以下のことが考えられます
- 友人・親族にすべて任せている
- 契約後に担当営業マンからのフォローが無く、内容を忘れてしまっている
- とりあえず加入していて、初めから内容を理解していない
なぜこのような状況になってしまうのか?
- そもそも保険という商品にあまり興味がない
- 加入後、定期的に見直す機会がない
- 保険は難しいと思っている
といったことが考えられます。
この記事では、保険をより簡単に、誰でも理解できるよう3種類に分類して解説します!
まずは、保険の3種類を理解するところからはじめましょう。
そして、現在の保険の見直し・今後加入する際の指針となればうれしいです!
保険の3種類
- 定期保険
- 養老保険
- 終身保険
定期保険
1つ目に、定期保険と呼ばれるものがあります。
定期保険=「期間を定める保険」
※保険商品は、漢字を逆から読むと意味を理解しやすいです。
内容
たとえば、30歳の方が保険に加入するとします。
この保険は、期間を定めているので、契約時に保険の期間を決めます。
※60歳満期(60歳まで)や65歳満期(65歳まで)のように決めます。
60歳満期とした場合、30歳から60歳までなので、保障期間は30年間となります。
この期間中に、万が一のことがあり亡くなってしまった場合は、遺族が○○万円の保障を受け取ることができます。
また、病気になってしまった場合は保障を受け取ることができます。
しかし、契約から30年が経過した後は60歳となっているので、その後の保障はありません。
※〇〇の金額は、保険の支払い金額によって変動します。
このようなイメージです
みなさん、「定期券」を購入されたことはありますか?
これは、通学や通勤する際に使うものです。
この定期券は、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月などがありますが、1日でも過ぎると、その定期券の効力が無くなりますよね。
この「定期保険」も同じです。
この場合、60歳を1日でも過ぎると保障は無くなってしまいます。
これが、定期保険と呼ばれるものです。
「掛け捨て保険」とも呼ばれているもので、保険料が安いという特徴があります。
養老保険
2つ目は、養老保険と呼ばれるものです。
養老保険=「老後を養う保険」
※この保険も、逆から読むと意味を理解しやすいです。
内容
先ほどと同じように、30歳で契約をし、60歳を満期とします。
この30年間で、万が一のことがあり、亡くなってしまった場合は、遺族に○○万円が支払われます。
病気になってしまった場合は、保障を受け取ることができます。
定期保険との違いは、30年間何もなく元気に過ごせた場合、60歳満期に保障と同額の○○万円を受け取ることができる点です。(この保険は、貯蓄機能を兼ね備えています)
これを「解約返戻金」(かいやくへんれいきん)と呼びます。
養老保険は、「掛け捨て」ではないため、万が一の時にも対応でき、貯蓄機能をもっている便利な保険です。
終身保険
3つ目は、終身保険と呼ばれるものです。
終身保険=「身が終わる(亡くなる)までの保険」
※この保険も、逆から読むとイメージしやすいです。
つまり、一生涯保障される保険です。
内容
定期保険と養老保険と違う点は、「保険料の払込期間」を決めるという点です。
同じく、30歳で契約をし、60歳で保険料の払込が終了するとします。
定期保険や養老保険と同様、少なくとも30年間は、万が一亡くなってしまった場合は、遺族に○○万円が支払われ、病気になってしまった場合も、保障を受け取ることができます。
この終身保険も、貯蓄機能を兼ね備えており、お金を貯めることができます。
保障内容などは、他の2つの保険と同じですが、「一生涯の保障を持つことができる」という点が大きく違います。
※保障を持ちながら、終身保険を解約しなければ、お金がどんどん貯まっていく、貯蓄機能があります。
たとえば、60歳払込にしていた場合、保険料は60歳になった後は、支払う必要が無くなります。
しかし、保障内容は変わらず、一生涯持つことができます。
また、解約しなければ、お金は貯まっていきます。(60歳で保険料の支払いが終わったとしても、それまでの30年間で払った分の資金を元手に保険会社が運用してくれるので、お金は増え続けます)
あとは、好きなタイミングで解約することで、お金が返ってきます。
解約すると保障も無くなるので、注意が必要です。
まとめ
保険というのは、基本的には①定期保険②養老保険③終身保険の3つの形が基本になります。
この3つの形を押さえておけば、世に出ているたいていの保険は理解できます。
現在、何かしらの保険に加入している方は、改めてご自身の保険内容を見直してみてはいかがでしょうか。
保険を検討中の方は、保険会社や商品を選ぶ前に、まず保険の形をしっかり押さえておくことが大切です!
保険を活用した資産運用については、以下の記事をご覧ください!