あなたの将来を見える化しよう「マネープラン」と「ライフプラン」の違いと立て方

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あなたの将来を見える化しよう「マネープラン」と「ライフプラン」の違いと立て方

ニュースや新聞などで、「マネープラン」「ライフプラン」という言葉を、聞いたことがある人は多いと思います。

老後2,000万円問題や、社会保障費のふくらみによって、将来にたいする不安をかかえている人が増えてきています。

これまでの時代=国民一律の時代

しかし、現代はひとりひとりが自助努力で対応していく時代となっています。

当然ですが、十人十色で考え方や要望も違います。
よって、必要とする資金もバラバラです。

そこで、みなさんが考えなければいけないことが、自分に合わせた資金計画です

たとえば

「老後2000万円が必要」と言われていても、みんながみんなそうではありません。

本当に2,000万円が必要な人もいれば、2,000万円以上必要な人もいます。
あるいは2,000万円以下でも十分に生活していける人もいます。

では、どのようにしたら自分の不足額を知ることができるのでしょうか。

この記事では、「マネープラン」「ライフプラン」の違いを明確にし、これからやるべきことについてご紹介します。

「マネープラン」とは?

電卓

マネープランとは文字通り、資金計画のことです。

CF(キャッシュフロー)表と呼ばれるものを使って数字を入力します。

あなたが、現状のまま年齢を重ねていくと、お金の流れがどうなっていくのかを、見ることができるものです。

たとえば

あなたが、今と同じ職業で務め、結婚し、子どもが生まれた場合に、教育資金の流れやローン金の流れ、老後資金の流れなどを、一目で見ることができます。

どういうときに活用される?

あなたが住宅購入を検討しているとき

購入してきちんとローンが返済できるか心配…

あなたが結婚して、将来を考えたとき

いまの収入で子どもを何人まで養えるか心配…

など

「未来が不透明なところを、マネープランを作成することで把握することができます」

どうやってつくる?

銀行証券会社保険会社不動産会社で作成してもらうことができます。
また、特定非営利活動法人である日本FP協会でも、CF表をダウンロードすることができます。

このように誰でも作成しようと思えば簡単に作成することができます。
しかし、個人的に作成される方は少ないです。

理由としては、「やり方が分からない…」「専門用語が多くて難しい…」といった意見がみられます。

1度も作成したことがないのであれば、まずは、プロにお任せしてみてはいかがでしょうか?

会社によって、有料・無料があります。
有料のところでは、平均3~5万円ほどかかります。

「有料だからいい!!」といったことはありません。
当然ですが、情報やサービスなども異なるため、1度、両方の比較をしてみてもいいと思います。

しかし、将来のマネープランを疎かにしてしまうと、取返しのつかないことになりかねません。

マネープランを1度もたてたことのない人は、1度たててみてください。

ライフプランとは?

ライフプランとは、現状をヒアリングし、CF表に入力します。
そして、できあがったものを元に、課題を解決する方法を考えていくものです。

マネープランとの違い

ライフプランには、あなたの夢や理想がつまっています。

理想と現実のギャップをうめるための課題を明確にし、解決する手段を考えていきます。

  • マネープラン=資金計画
  • ライフプラン=あなたの中にある潜在ニーズを考えること

マネープランだけを考えていた場合の落とし穴

たとえば

あなたが、住宅購入を検討しているとします。

ライフプランナーに相談し、あなたの資産状況を確認したうえで、「借入しても問題なく大丈夫ですよ!」と太鼓判をおされたとします。

あなたも、「プロの言うことなら、安心だ!」と思いますよね?
そして、CF表でも問題がないことが分かり、銀行ローンを実際に組んだとします。

しかし、あなたは10年後に「転職をすることにした」とします。

一般的に転職をすると、前職の年収より下がることが圧倒的におおいです。

するとどうでしょうか?

いままでは、問題なかったですが、月々のローンが払えなくなり、支払いを減額するなどしなければいけません。

減額することで、ローン期間がのびるか、あるいは銀行からお断りされ、現状のローン金額を一括で払わなければいけなくなります。

解決方法がなければ、せっかく夢のマイホームを購入したのに、売却せざるをえなくなります。

これは、幸せなことでしょうか?

まったくのNO!ですよね。。

「CF表というのは、あくまで理論値にすぎないということです。」

CF表の通りに人生が進む人は、ほぼゼロです。

イレギュラーなことがおこって、思わぬ出費がでてしまったり、予期せぬ事態がおこったり、CF表の通りにいかないことがほとんどです。

いまの資産状況の確認は大切ですが、予定通りにいかなかった場合のリスクを考えていかなければいけません。

だれでも人生、順風満帆ではないと思います。
経済と同じで、良いときもあれば悪いときもあるということです。

「ライフプラン」をたててみよう

将来こんなことをしてみたい!」などの希望を叶えられるようなプランを作成することが前提ですが、予期せぬことがおこり、夢が叶えられないこともあるでしょう。

しかし、予期せぬことがあったとしても、「夢を叶えられるプランに更新していく」
これが、本当のライフプランです。

マネーは、お金や資産を意味しますが、ライフには、人生・生命・生活の3つの意味があります。

※お金の工面だけではなく、人生・生命・生活の3つの「想い」を大切にプランを作成することに意味があります。

時間はかかりますが、その分納得のいくプランができるはずです。
途中でプランが少しずれた場合は、ライフプランをメンテナンスしてあげればいいだけの話です。

※見えない不安を考えるより、あなたの将来を、見える化していきましょう。

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